産後腰痛
症状
産前から慢性的な腰痛を抱えていたが産後は床上生活になったことから悪化傾向にある。産後3か月であり、生活では寝返る時や床から立ち上がる時が一番痛みを感じる。腰の動きをみると伸展の動きが全くできなかった。
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来院者
女性
30 代
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期間
2021年9月 ~ 2021年9月
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頻度
週1回程度
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通院回数
2回
施術と経過
伸展時には腰椎下部から臀部にかけて痛みを訴えていたので、腰椎下部・仙骨の伸展に関わるツボに鍼をした。すると真上を見れるようになり痛み方がぼんやりとした。そのため足指のツボ・臀部のツボに鍼をすると半減した。
2回目、『痛みはあるが少しずつ楽になってきた』とのこと。同様の施術方針で行うと伸展時に真後ろまで見れるようになった。
育児生活が続くため施術間隔を2、3週に1回の施術とし、メンテナンス目的での施術が続いている。
使用したツボ
まとめ
もともとあった腰痛に加え、出産育児・床上生活と様々な要素が重なり合い起きたものであります。本症例のポイントは足指の動きが悪くなることで腰部の動きに制限がかかっていたことであります。この部位は重心バランスと深くかかわるため根深い腰痛には重要箇所と捉えています。
担当スタッフ
洲崎 和広