腰の張り感で寝付けない腰痛
症状
一週間前から腰の重だるさを感じ始めた。特に気になるのは就寝時、仰向けに寝ると腰の強い張り感と腹部にも張り感が現れるようになった。腹部の方の張り感はそこまで強くないが腰の張って痛む感覚は強く仰向けで寝付くことができない。
数日すれば落ち着くと考え腰痛のストレッチなど実践しながら過ごしたが変化がなくネットで検索し空鍼灸院を見つけ来院いただいた。
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来院者
女性
40 代
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期間
2021年1月 ~ 2021年2月
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頻度
週1回程度
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通院回数
6回
施術と経過
動きを見るため後ろに反る動きをしていただくと腰に痛みが現れる。後ろに反る動きをしたもらった際、股関節の動きの硬さを発見。動きをスムーズにするため足の甲に鍼を打ち再び腰を反る動きをすると痛みは軽減。
触診していくと臀部の緊張が強く感じられたため腰に鍼を行い臀部の緊張を緩めた。そして仰向けに寝てみると痛みは軽減、これなら寝付けるとのこと。
しかし腹部の張りはまだ続いているとのことから腹部の張りに対応する足首のツボに鍼を行い10分置鍼した。再び足を伸ばし通常の仰向け姿勢をすると腹部の張りも軽減したとのことで施術を終了した。
2回目 施術後仰向けで寝ることができるようになった。
4回目 初回と同様の施術を続けたところ腰の痛みと張り感両方とも軽減したきたとのことだが腹部の張り感は残っているとのことだった。そこで腹部の緊張に対応する手のツボも加えた。
6回目 仰向けになった時の腰痛、腹部の突っ張り感もほぼ消えた。夜も気にせず仰向けで寝ることができるようになったとのことから治療を終了した。
使用したツボ
まとめ
仰向けに寝ると腰が痛むという方は多いと思います。仰向けに寝ると痛む場合は股関節の筋肉の緊張が強い場合が多く股関節周囲の筋緊張を緩和させることで仰向けで寝ることができるようになります。今回は痛む場所だけでなく動きや仕事の動作などに注目することで本当の原因を探ることができた。