テレワーク続きに伴い出現した腰痛
症状
来院、1ヶ月前。テレワークが2週間続いたころから、右腰から臀部にかけて、じわじわと痛みを感じるようになった。ちょうど1年前も同じような症状に悩んだことがあり、其の時は痛みが治まるまでに半年近くもかかったので、心配になり来院。
腰を左右に倒す動作や右に腰を捻る動作で痛みが強くなる。
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来院者
男性
30 代
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期間
2020年3月 ~ 2020年4月
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頻度
週2~3回
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通院回数
4回
施術と経過
初回)左右に腰を倒す動作や、捻る動作で痛みが強くなることから、臀部の筋肉の過緊張と上部腰椎の稼働制限を疑い、両部位の緊張を緩める目的で、膝横とふくらはぎのツボに鍼を行う。
初回施術翌朝。寝返りとベッドから起き上がる動作を辛く感じるも、腰をひねる動作と左右に倒す動作時の痛みは半減していることに気がつく。
2~4回目)仙腸関節の硬さも本症状の原因の一つとして考え、関連する肘のツボと足の脛にあるツボに鍼を行ったところ、臀部周辺の重さが軽減。
その後、同じ施術内容を4回目まで継続し、各動作が痛みなく行えることに加え、腰、臀部周辺、仙腸関節の硬さが取れていることを確認し、施術を終了とした。
使用したツボ
まとめ
普段の職場とは違い、慣れない椅子や机による長時間のテレワークが腰臀部、仙腸関節に負担をかけ、症状が出現したと考え、施術を行ったところ、段階的な改善が観察された。