目の奥がジーンと痛い頭痛
症状
仕事柄、長時間のPC作業で目をよく使う。仕事を始めて3年後頭痛との付き合いが始まり、痛くなれば市販薬のロキソニンを服用するという癖がついている。
疲れが溜まったとき、雨が降ったときに出やすく、目の奥がジーンと痛くなる。
1ヶ月前から頭痛の頻度が高くなり、ここ1週間は目を瞑っていても痛みが取れず、睡眠不足が続いている。
同時にロキソニンを飲む頻度が上がった影響からか、便秘症状を伴うように。
病院嫌いでマッサージしか受けたことがなかったが、痛みが取れず奥様が当院患者さんだった経緯もあり来院。
-
来院者
男性
37 歳
-
期間
2018年7月 ~ 2018年7月
-
頻度
週1回程度
-
通院回数
3回
施術と経過
首を傾ける動きが極端に悪いこと、胃腸の冷えによる便秘症状が原因と考えた。
お腹と後頭部の緊張を取る目的で、頭のツボに鍼をおこなう。
ストレスによる背中の緊張も強く、両膝裏とお尻のツボをつかって後頭部まで緩める。
お腹を確認後、胃と下腹部の緊張に対して手足のツボに鍼をおこない仕上げた。
2診目、雨の日に頭痛が出なかった。
2〜3日経つと肩がこるように感じたが、頭痛はなし。
便秘は変わらず。
3診目、お通じが快便に。頭痛も引き続き緩和されており、睡眠を取れるようになったことからご卒業頂く。
使用したツボ
まとめ
後頭部の緊張は目と深く関連している。今回は頭とお尻から後頭部へのアプローチを試みた。
目がジーンと痛いから目に鍼を打つのとは、まるで違う変化が得られることが体感頂けたはずである。
又、雨の日の頭痛は胃腸のコンディションが関連していることが多いと感じる。
骨格と内臓、両側面から明確にアプローチできる整動鍼の強みが存分に発揮された症例である。
担当スタッフ
紅露 啓太郎