足組したまま作業を続けた結果出現した腰の痛み
症状
就業中はパソコン作業のため、ずっと椅子に座っている。
終業後、椅子から立ち上がった際に腰から臀部へかけて重だるい感覚が出現した。
運動不足のためかと思いストレッチを行った。
すると、立ったままの姿勢から身体を前へ倒す(前屈)動作と、身体を左から右へ捻る(回旋)動作で腰に痛みが出現した。
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来院者
男性
30 代
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期間
2019年2月 ~ 2019年2月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
痛みが出現する動作が特定できていることから、症状の性質を調べると左側の骨盤トップと臀部の中心付近に特徴的な筋緊張がみつかった。
それら筋緊張を弛めるため、手の甲と太腿の裏側にあるツボへ鍼をおこなうと、前屈と回旋の両動作が楽に出来るようになった。
まだ、臀部に張りが残っていたため調べると、関係する首・肩に筋緊張がみつかり背中に鍼をおこなったところ、臀部の張りを感じなくなり軽くなった。
前屈と回旋動作に加え、腰から臀部へかけての重だるい感覚が消失していたため、今回の施術は終了した。
使用したツボ
まとめ
年末年始の業務過多のため、集中してパソコン作業をおこなったことが影響していた。
同じ姿勢で画面を覗いていた上に、気付かないうちに足を組んでいたことで、左右の筋力バランスの偏りが出現していた。
この筋力バランスの偏りに気付くことで早期に改善できた症例だった。