背中を伸ばす体操で出現した腰痛
症状
前日に激しくダンスレッスンを行ったためか、起床後背中を伸ばす体操を行なった際、腰に痛みが走った。
当院への通院歴があり、いつも行うチェックを自分で試みたところ、前屈みで右側に、後ろに反る(後屈)動作で広範囲に腰の痛みが出現していた。
今までの腰痛の経験から、このまま放置すると立ち上がれなくなると判断、すぐに施術を受けることにした。
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来院者
女性
60 代
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期間
2018年6月
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通院回数
1回
施術と経過
チェック済みだった症状の性質を再確認すると、前屈みと後ろへ反らす動作で腰に痛みが出現した。
触診を行うと、このような腰痛に特有の筋緊張が腰と足首にみつかり、それぞれの筋緊張を緩めるため、肩と腿にあるツボへ鍼を行った。
すると、ストレスなく前屈みが行えるようになった。
続いて後屈動作で出現する痛みの原因を探ると、背中とお尻にその原因となる筋緊張がみつかった。
それらの緊張を緩めるため、ふくらはぎと膝にそれぞれ鍼を行うと、スッと腰を反らすことが出来るようになった。
背中を伸ばす体操で前屈み、後屈のどちらの動作でも痛みが出現しなかったため、今回の施術は以上で終了した。
使用したツボ
まとめ
ダンスの新しい振り付けで右足をあげる機会が増え、その影響もありお尻の筋肉に緊張が生まれていた。
そこに加え、約8センチのピンヒールを履いて踊っていることから、腿全体の筋肉が緊張し腰の稼動範囲が狭くなり痛みの原因となっていた。