NEW毎晩眠れず中途覚醒を繰り返す不眠症の1症例
医師による診断:うつ病・不眠症
症状
20代女性が不眠を主訴に来院した。
来院3ヶ月前から徐々に眠れなくなり、初診時には毎晩寝付けず、中途覚醒や夢を頻繁に見る状態が続いていた。
心療内科でうつ病の疑いと不眠症の疑いと診断されており、症状は仕事を休職せざるを得ないほど深刻であった。
また、呼吸が浅い感覚も訴えていた。
初診時のアテネ不眠尺度(AIS)は24点(最高値24点、最低値0点)を示し、重度の不眠状態にあった。
触診では首や背中の硬さが顕著に認められた。
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来院者
女性
20 代
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期間
2025年10月 ~ 2026年1月
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頻度
週1回程度
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通院回数
11回~15回
施術と経過
初回施術では、心兪、督兪、合谷、開魄、百会のツボに施術を行った。
施術後、症例者は体が軽くなったような感覚を得た。
2回目以降は、呼吸を深くできるよう肩や首周り、背中を緩めることを意識して施術を継続した。
施術を重ねるごとに寝つきが良くなり、中途覚醒も減少していった。
アテネ不眠尺度は24点から9点、7点、6点、3点、6点、5点、8点、2点、5点、1点、1点と変化し、眠れるようになっていった。
施術期間中、時として尺度が6点以上に高くなることがあったが、同様に呼吸を深く、睡眠が取れるように施術を行った。
10回の施術で大幅な改善が得られた。
データ

使用したツボ
症状スコア
機能スコア
まとめ
3ヶ月前から続く重度の不眠症状に対し、心兪、督兪、合谷、開魄、百会のツボへの施術を中心に、呼吸を深くし、首や背中の緊張を緩和することを目的とした治療を行った。
初診時のアテネ不眠尺度24点から、10回の施術後には1点まで改善し、寝つきの改善、中途覚醒の減少が認められた。
施術期間中に一時的な症状の再燃が見られたものの、同様のアプローチを継続することで安定した睡眠が得られるようになった。
呼吸を深くすることを意識した施術が、不眠症状の改善に有効であったと考えられる。
担当スタッフ
杉山英照
















