NEW人混みで音が響く左耳の難聴と耳閉感
医師による診断:左耳突発性難聴
症状
40代女性が左耳の耳閉感と難聴を訴えて来院した。
来院の1週間前に耳閉感が出現し、2日後には聞こえが非常に悪くなった。
来院時は会話に支障はないものの聞こえにくく、人が多い場所では音が耳に響く状態であった。
日常生活では、人が多い場所でのランチ時に会話が聞き取りにくく、難聴の発症後から軽いめまいや頭痛も伴うようになった。
聞こえが悪くなった当日に耳鼻科を受診し、突発性難聴の疑いと診断された。
初診時の触診では、左頚部に顕著な緊張が認められ、顎の筋肉もうまく使えておらず緊張が強い状態であった。また、頚部の回旋動作に制限が見られた。
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来院者
女性
40 代
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期間
2025年12月 ~ 2026年1月
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頻度
週2~3回
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通院回数
6回
施術と経過
初回施術では、手、足、臀部のツボに鍼をした。
施術後、頚や肩、顎が軽くなり、わずかではあるが耳の通りが良くなった。
2回目以降も初診時と同様の施術方針を継続した。施術を重ねるごとに耳閉感と聞こえの状態は徐々に改善していった。
施術期間中に症状のぶり返しはなく、順調に回復が進んだ。5回目の施術後にはほぼ違和感がなくなり、6回目の施術をもって治療を終了した。
週2回程のペースで約1ヶ月間、計6回の施術を行った結果、左耳の耳閉感と難聴は大幅に改善し、日常生活における支障もほぼ解消された。
使用したツボ
まとめ
突発性難聴の疑いと診断された40代女性に対し、頚部や顎の緊張緩和を目的とした鍼施術を行った。
初回施術から耳の通りの改善が見られ、週2回のペースで計6回の施術により、耳閉感と難聴は大幅に改善した。
頚部の緊張や顎の筋肉の状態が聴覚症状に影響を与えていた可能性が考えられ、これらの部位へのアプローチが効果的であったと推察される。施術期間中に症状の再燃はなく、5回目の施術後にはほぼ違和感が消失した。
発症後間もない突発性難聴の疑いに対する鍼施術の有効性が示唆される症例であった。

















