NEW冷えを伴う生理痛で仕事に支障が出る不調
症状

10年前から続く生理痛に悩む女性。生理前から徐々に症状が強くなり、下腹部痛や頭痛、全身のだるさなどの不調が出現する。足と下腹部の冷えが強く、症状が重い日は市販薬を服用しても仕事を休まざるを得ないほどの痛みがある。日常生活に支障をきたすレベルの症状であるにもかかわらず、医療機関での受診歴はない。
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来院者
女性
30 代
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期間
2025年4月 ~ 2025年9月
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頻度
週1回程度
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通院回数
11回~15回
施術と経過
初診時の触診で下腹部に反応があり、足部と下腹部に顕著な冷えを確認。お腹のツボへの施術と、冷えに対して鍼とお灸による温めを行った。初回施術後、お腹の反応が緩和され、足元と下腹部の温かさを実感。継続施術では、冷えとお腹の反応の改善を目指しながら、背部の硬さにも着目し、背部の調整と骨盤部からのアプローチを加えた。その結果、足元や下腹部の冷えの改善とともに、生理痛と不調の緩和が認められた。
使用したツボ
症状スコア
まとめ
長年続く生理痛と冷えの症状に対し、下腹部への施術と温熱刺激を組み合わせたアプローチが効果的であった。また、背部や骨盤部への施術を加えることで、より包括的な症状の改善が得られた。冷えの改善が生理痛の緩和につながったことから、東洋医学的な「冷え」への対応が重要であることが示唆された。今後も定期的な施術を継続することで、さらなる症状の改善が期待できる。