症状

もともと慢性的に腰痛があったが、産後1年で仕事復帰した4月頃から腰部中央の痛みがひどくなったため当院を受診された。
特に腰を反らす動作時に症状が増悪し、仕事や育児に支障をきたしていた。

施術と経過

初診時の所見では、腰部の硬さと伸展動作時の可動域制限が確認された。
腰部、臀部、脚のツボに施術を行ったところ、腰部の緊張が緩和され、伸展動作の可動域が改善した。
2回目の施術でも同様の方針で施術を実施し、さらに動きがスムーズになった。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

• 腸鳴 LR
• 髀柱 LR
• 玉天 R
• 臀中川 R

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて ツボの重要度を表したものです

まとめ

産後の職場復帰を契機に増悪した腰痛に対し、腰部周辺への施術を実施した。
腰部の緊張緩和と可動域の改善に焦点を当てたアプローチが奏功し、2回の施術で症状の改善が得られた。
産後の身体的負担に加え、仕事復帰による活動量の増加が腰部への負担となっていたと考えられる。
早期の施術介入により、効率的な症状の改善が実現できた事例である。

担当スタッフ

森部光葉

症例を投稿した鍼灸院：フルミチ鍼灸院