NEWヨガ後の頸部痛と動作制限、片頭痛を伴う症状
症状

ヨガで普段行わないポーズを実施した後から、右頸部から背部にかけての重だるさと動作時痛が出現した。特に頸部の回旋制限が顕著であり、日常生活における活力低下や思考力の低下といった症状も伴っていた。来院時には片頭痛も併発していたが、医療機関での受診歴はなかった。
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来院者
女性
60 代
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期間
2025年8月 ~ 2025年8月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
初診時の所見では、頸部に顕著な緊張と回旋制限が認められた。まず臀部のツボに鍼をしたところ症状が軽減し、残存していた左側屈時の右頸部伸展時痛に対して右肩上部のツボに鍼をしたところ消失した。さらに、後頚部の緊張に対して膝裏のツボに鍼をすることで、動作制限と片頭痛を含むすべての症状が改善した。
使用したツボ
まとめ
頸部痛と動作制限に対して、段階的なアプローチで施術を行った結果、即時的な改善が得られた症例である。臀部、肩上部、膝裏の各ツボへの段階的な鍼施術が有効であった。特に、主訴である頸部症状だけでなく、併存していた片頭痛も同時に改善したことは、全身的なアプローチの重要性を示唆している。
担当スタッフ
洲崎 和広