NEW歩行時に痛む左踵の圧痛改善例
症状

1か月前から、いつもより多く歩いた後に左の踵中央に痛みが生じるようになった。痛みは歩行時に特に強く、日常生活において歩行が辛くなるほどである。整形外科では足底筋膜炎の疑いがあると診断された。その他の体調的な違和感は特にない。
-
来院者
男性
70 代
-
期間
2025年3月 ~ 2025年4月
-
頻度
週1回程度
-
通院回数
6回
施術と経過
初診時の触診では、足底の踵中央に骨棘らしきものが触知され、圧痛が確認された。施術では、左下腿から足関節の動きを良くし、身体のバランスを整えることを目的に行った。初回施術後、症状は「痛みが軽くなったような気がする」とのこと。2回目以降も同様の施術を継続し、施術を重ねるごとに痛みは軽減し、圧痛も減少した。5回の施術でほぼ痛みは消失した。施術期間中に左手の第3指のこわばりと下痢がしやすいとの訴えがあり、それに対する施術も追加した。
使用したツボ
まとめ
左踵の痛みは、急に多く歩いたことがきっかけで発症した可能性が高い。施術では、足関節の動きを改善し、身体のバランスを整えることが効果的であった。5回の施術で大幅な改善が見られ、日常生活への影響も軽減された。今後も同様の症状が再発しないよう、適度な運動と足のケアを心がけることが重要である。体重のある人や急に多く歩く人に多い症状であるため、予防策としても参考になる症例である。