症状

3日前から右の腰から背中にかけて重たく鈍い痛みを感じるようになった。特に起き上がる時や同一姿勢が続いた時に痛みが強く、動作時にも痛みが誘発される。朝起きた時や筋肉が固まっている時に痛みが強く、日常生活では起き上がる動作が困難である。これまで医療機関での診断や治療は受けておらず、他の体調的な違和感はない。

施術と経過

初診時の触診では、腰の曲げ伸ばしに問題はなかったが、起き上がる動作で痛みが確認された。仙腸関節の緊張がみられたため、この部と関連する箇所に鍼をした。また、腰部の緊張と関連する膝裏のツボにも鍼をした。初回施術後、起き上がる動きが可能となり、痛みが消失した。座っている際の怠さも消失し、経過は良好であると報告を受けた。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

• 委中 R
• 胞肓 R

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて ツボの重要度を表したものです

まとめ

今回の症例では、仙腸関節と腰部の緊張に対する鍼施術が効果的であった。特に、起き上がる動作に伴う痛みの消失と座位での怠さの改善が見られたことから、施術の効果が確認できた。今後も同様の症状が再発した場合には、早期の施術が有効であると考えられる。予後は良好であり、日常生活への影響も軽減される見込みである。

担当スタッフ

洲崎　和広

症例を投稿した鍼灸院：すのさき鍼灸整骨院