赤ちゃんを抱きかかえる動作での腰痛
症状
産後6ヶ月。もともと産後から腰に違和感や疲労感を感じていたが、YouTubeを見てセルフケアをした翌日から腰痛が悪化。子供を抱き上げるのも辛く、育児に支障を来たして困るとの事で来院。
立位、座位、仰向けなど静止時に痛みは無い。
床に寝ている子供を抱き上げようとかがむ時と、そこから体を起こして立ち上がる時に痛む。
動作チェックでは腰の前屈と後屈で痛む。座位での前屈は痛みがなく、後屈で少し痛む。
痛む部位は左側で腰の下の方(腰椎4,5番の外側辺り)で、圧痛はその部分と仙腸関節周囲、殿部の上の方にある。
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来院者
女性
30 代
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期間
2024年6月 ~ 2024年6月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
1診目
まずは痛む動作の改善を目指す。前屈での痛みに対して太もものツボを使うと、痛みが消失。
次に後屈の痛みに対して胸椎のツボを使い、この痛みも消失。
床に寝ている子供を抱き上げて抱っこするという一連の動きをしてもらい、痛みが無くなっているのを確認しました。
効果の補強を目的に股関節と仙腸関節の動きの調整のため、手と足のツボを使い終了。
後日LINEで報告があり、それから痛みは出てないとの事でした。
使用したツボ
まとめ
もともと産後で抱っこをする事が多くなり、手や太ももに負担がかかっていた結果、それらから連動する腰にも負担がかかり、今回の発症に至ったと考えられます。
特に抱っこで頭を支える左手と胸椎がキーになっていたと思います。
そのため腰に連動している手、胸椎、太ももの張力を整える事で痛みが解消されました。
担当スタッフ
山崎 智史