便秘のときに耳の閉塞感が強くなる
症状
9月上旬、起床時に左の耳に閉塞感を感じる。病院で検査したところ、聴力が落ちており、突発性難聴との診断。
その後、投薬治療を行うも耳の閉塞感が改善しないために当院に来院された。
当院に来院されたときは低音域(125Hz、250Hz)と高音域(8000Hz)が40dbまで落ちていた。
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来院者
女性
50 代
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期間
2022年10月 ~ 2022年11月
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頻度
週2~3回
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通院回数
5回
施術と経過
耳の症状が出る前にストレスを感じる出来事が重なり、寝れない日が多かった。
現在は耳鳴りで寝れないことが多く、不眠が続いている。
また、便秘の時に症状が強く出るような気がするとのこと。
上記の理由により、不眠と便秘を解決する目的を軸として鍼施術を行うために、臀部と足に鍼を行った。
胸鎖乳突筋の緊張が残ったため、手のツボを使って緩和させた。
2診目 前回の加療後、よく眠れたとのこと。また、便の通じも良くなった。耳のつまり感は変わらないが、聴力はあがったような感じがするとのことで、前回同様の施術を行う。
3診目 聴力検査の結果、低音域・高音域ともに30db以上にあがったとのこと。寝る時に体が固まっている感じがするのが気になるとのこと。前回の施術に加え、肘の鍼を加える。
4診目 前回の加療後からさらに調子が良くなり、耳のつまり感も感じなくなった。感覚的に正常に戻った。
5診目 膜が張ったような気がするが、前よりは調子良い。鼻の通りが気になるとのことで、背中に鍼を行うと、全く気にならなくなった。
使用したツボ
まとめ
不眠と便秘を考慮して施術を行った結果、耳の症状の改善を促すことができた。
担当スタッフ
石井佑