船酔いしたようなめまい
症状
病院勤務であり、ほとんどがデスクワークであることから肩こりを通年抱えていた。家庭では乳児がいるため、抱き抱えることが多いためか腕の重だるさや腰痛などもあった。2週間前、首を下に向けている所から見上げたときに酷いめまいを感じ、数日寝込むことがあった。それからは、ピーク時ほど酷くはないが子供を抱いていなくても肩に重荷を感じ下から上を見上げたときは船酔いをしたようなめまい様症状が出る。
数年前に同じような悩みで来院していることから連絡をいただいた。
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来院者
女性
30 代
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期間
2021年8月 ~ 2021年8月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
頸部伸展の動きの改善に取り組んだ。側頸部を中心に緊張がみられ、左右差が顕著だった左側を患側とした。
伸展の動き・呼吸に関わる部位を入念にチェックすると肩甲骨内縁にも強い緊張がみられた。
まずは、下半身の緊張を緩和させる目的で臀部のツボに鍼をした。再度確認すると胸鎖乳突筋に強い緊張がみられたため、その部位を解す目的に手の甲のツボ・足のツボに鍼をした。すると伸展可動域が8割程改善された。最後に鎖骨の緊張を解くと痛みも無くなると同時に不快感も消失した。
2週間後にメールをいただき経過良好と言う事で施術を終えることにした。
使用したツボ
まとめ
誘発肢位が頸部の伸展動作であり、この動きの改善を考え施術にあたりました。特に胸鎖乳突筋に強い緊張がみられこの部にフォーカスし施術を行うことで改善へと繋がりました。
担当スタッフ
洲崎 和広