昨夜から急に痛くなってきた首
症状
昨夜、台所作業を数時間していてその間ずっと下向きであった。あるときにふと顔を上げると重たい痛みを首に感じる。その時はあまり重大に受け止めていなかったが翌朝起きると、首の重だるさに加え後ろを向けなくなっていることに気づいた。そのまま職場へ行っても常時首の痛みが気になることから連絡をいただいた。
左右の回旋同時に左側頸部に詰まり感や突っ張り感を訴えていた。
-
来院者
女性
50 代
-
期間
2020年6月 ~ 2020年6月
-
頻度
週2~3回
-
通院回数
2回
施術と経過
身体をみると強い炎症反応を示していたため、背中のツボを使うことで対応した。3割ほど回旋の動きが改善された。また、胸鎖乳突筋に強い緊張があったので手の甲のツボを加えた。最後に患者さんの生活環境から立ち作業が多いことを聴取していたため、姿勢筋であるハムストリングスのツボを追加した。『首の動きは半分程度かな、けど下半身がすごい楽だわ』と教えてくれた。この後、活法整体(カスミ)を行うことで腕からの緊張を解き1回目を終えた。
2回目の4日後、『かなり楽になったわ、首を右向けたときに左の頸の突っ張り感が気になる』とのこと。
手の甲のツボ・小指にあるツボ、仙骨にあるツボを使うことで動作時痛に対応し施術を終えた。
使用したツボ
まとめ
首の緊張を解くことを一番に考えましたが本症例において大切だったことは立ち仕事が多い患者んさんの下半身の緊張をとることであります。ハムストリングスー腰部ー肩甲骨と体の連動がスムーズになり、結果的に首の動きにも変化があったと思います。
担当スタッフ
洲崎 和広