夕方になると発するめまい、視界が眩しくなる
症状
夏場からオンラインゲームに没頭してしまい首こり・肩こりを感じ始めた。最初はオンラインゲームが原因と思わず好きなように遊んでいたが11月初旬、ゲーム中に頭痛を感じ、それが長引いためゲームが原因と気づいた。11月中にはゲームを止め、様子をみていたがこの頃から仕事中(検品作業)にめまいや眩しい症状が現れた。そのため脳神経外科へ受診し脳には異常がないことを確認した。次に常時感じるようになった首こり・肩こりが気になり整形外科を受診した。そこでは『スマートフォンを使い過ぎたことによるストレートネックです』と言われた。レントゲン写真を確認し、頸椎のカーブがストレートになっていることから鍼灸でどうにかならないのかと連絡をいただいた。
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来院者
男性
20 代
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期間
2019年12月 ~ 2020年2月
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頻度
週1回程度
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通院回数
8回
施術と経過
症状から頸椎の緊張に注目した。また、腰部から下半身全体が冷えていたこともありその境界部である仙骨のツボ・ふくらはぎのツボに鍼をした。
起き上がると『目の奥のゴロゴロした感じが軽くなった』とのこと。冷えも解消していることから頸部に残る緊張を緩める目的で手指にあるツボに鍼をした。
このように頸部の緊張を緩めることを目的にその都度対応した。症状としては頸部の可動制限、肩こり・肩の痛みなどがあった。めまいは4回目の施術以降消失、6回目には仕事後にいつも充血するがなくなったと報告を受けた。
12月は1週間に1回、年明けからは2週間に1回のペースで施術を行うと通年抱えていた足の冷えが解消されると共にめまいや眩しさと言った目の症状も消失した。
使用したツボ
まとめ
患者さんは最初、『頸椎のカーブが気になります』と言うことで来られましたが『骨格な部分は生活習慣も絡まるので体表に出ているお悩みはありますか?』と症状に焦点を当て施術を始めました。次第に患者さん自身が生活習慣に気づきスマートフォンに触れる時間を短くするなど施術に協力をしてくれたこともあり、症状も消失したと思われます。
ストレートネックは一般の方でも耳にするようになりましたが気付きを与えることも施術の一環と認識した症例であります。
担当スタッフ
洲崎 和広