症状

2020年2月
何かをしたわけではなく親指の付け根を痛めた。
親指の曲げ伸ばしや手を広げる際に痛みが特に生じる。
整形外科では『骨には異常がない』『関節が緩んでいる』と言われた。
2回リハビリを受け、患部に電気を当て、テーピングで固定をしたが違いがみられなかった。
固定している時の方が痛みが強い気がするとのこと。

親御さんのご紹介でご来院された。

施術と経過

親指の動きを見ると親指を手のひらに近づける時（屈曲）と開く時に親指の付け根に痛みが出る。
患部ではなく背骨に硬さがあるとみて脊柱のツボに鍼をした。
その後親指を曲げた時の動きにくさや痛みは無くなった。
親指を開く際に若干残る。
肩甲骨のツボに鍼をした。
手を開いても親指付け根の痛みは無くなった。

現在は快調である。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

• 巨骨 L
• T1(1) L
• T7(1) L
• T8(1) L
• 臑兪 L

まとめ

病院で骨には異常がないとされた症例。
この方もおっしゃってたようにテーピングで固めていた時の方が痛む。
つまり、『不動則痛』。
動かすことができないと痛みが出る。
であれば『動則不痛』。
動かすことができれば痛みは無くなってくる原理原則に則り動きを改善させていけばこのように痛みは無くなってくる。

症例を投稿した鍼灸院：フルミチ鍼灸院