臨月(妊娠38週)で逆子になった
症状
第2子の妊娠。妊娠中期まで逆子だったが、一度頭位(頭が下向きの状態)に戻っていた。37週まで問題なく過ごしていたが、38週5日の時点での検診で逆子になっていることが判明し、来院した。
デスクワークをするためか、肩こり・腰痛がある。
36週以降は逆子が直る確率は低くなり、38週になると改善率は極端に下がる。当院での臨床例を事前に伝えたところ「できるだけのことをしたい」との要望だったため施術を開始した。
-
来院者
女性
20 代
-
期間
2019年12月 ~ 2019年12月
-
頻度
週2~3回
-
通院回数
2回
施術と経過
仰臥位で腹部を触診したところ、季肋部に緊張があった。
座位で頚肩部や背部を触診し、側臥位で腰部を触診したところ、いずれも緊張があった。
腰部の緊張を解くために臀部のツボを用い、季肋部・背部の緊張を解くために足のツボを用いた。施術後に筋肉の緊張が緩和したので、施術を終了した。
出産まで間がないため、休診日をはさんだ翌々日に2回目の施術を行い、同様に腰背部の緊張を解くため、臀部のツボに加えて手足のツボ、背部のツボを用いた。
その後の検診で頭位に戻っていることが確認された。
使用したツボ
まとめ
時間が限られていたため、腹部の状態に直接関連している腰背部の緊張を解くことに重点を置いて施術することで、臨月でありながら短期間で成果が出せた例となった。