『有痛性外脛骨障害』により空手・体育が全く出来ない
症状
3週間前から右足の外脛骨部がズキズキと痛み出した。歩くなど荷重をかけると痛みがあるため、学校の体育の授業や習い事の空手に参加することが出来ない。初回来院日の約1か月後には空手の演武が控えており『何とか出たい』と言う想いで、インターネットで調べ連絡をいただいた。
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来院者
女性
10 代
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期間
2019年7月 ~ 2019年7月
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頻度
週2~3回
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通院回数
5回
施術と経過
患部には少しの熱感・腫れ感がある。足関節背屈・底屈時に外脛骨部に痛みが出る。そのため炎症反応を示すツボに緊張が見られたので鍼をし、脛の内側にある外脛骨部に関連するツボにも鍼をした。
仕上げにはふくらはぎの緊張を緩めること目的に施術を行った。
このような方針のもとで週2回の間隔で計5回の施術を行った。
来院するときには『痛い』と言う状況があったが腫れ感の消失、圧痛の軽減を確認しながら行った。
付き添いのお母様から『今日は外で遊んでいましたよ』など活動範囲が広がっている報告があり、方針を変えずに行った。その結果、3回目が終わったころには普段通りに過ごすことが出来ていた。
※追記
8月の中旬に『報告遅れましたが…』と娘さんが元気に演武を披露されている動画送られてきて経過良好である旨の確認が取れた。
使用したツボ
まとめ
有痛性外脛骨は活動量が多くなることで負担になり痛みを発症するものであります。ただ、施術を行っているのと「休むと治るものなのか?」と言う疑問になりました。本症例のように身体の緊張を解くことで疼痛が緩和された事例もあるからです。
担当スタッフ
洲崎 和広