小指の付け根の外側から、スネ、膝の外側にかけての痛み(シンスプリント)
症状
高校の陸上部の練習中に、左足のこうに違和感が出てきたが痛みが無かったので気にしないようにして練習を続ける。
その後、何日かして小指の付け根の外側が痛み出し、さらに痛みがスネの外側、膝の外側に広がってきた。
病院に行き「シンスプリント」という診断を受け、シップを出してもらい何日間か貼っていたが、なかなか良くならないので当院を受診されました。
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来院者
女性
10 代
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期間
2019年6月
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頻度
週1回程度
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通院回数
3回
施術と経過
痛みが出ている部分と連動している腰のツボに鍼を打つことで、膝、スネの外側の痛みが8割程度軽減しました。
さらに、小指の付け根の外側に連動している腓骨頭周りと膝蓋骨周りのツボに鍼を打つことで、小指の付け根の外側の痛みが8割程度軽減しました。
かなりの変化が出たので、1回目の施術は終了しました。
2回目の施術のときには小指の付け根の痛みは改善していて、スネの外側と膝の外側の痛みに対しての施術を行いました。
用心のためもう1回施術に来ていただき、練習も問題なくできているという事だったので、計3回の施術で治療を終了しました。
使用したツボ
まとめ
小指の付け根の外側の症状をとるために、膝周りと腓骨頭周りのツボを使いたかったのですが、膝、スネの外側にも痛みがあったのでまず腰のツボを使い、膝、スネの外側の症状をとることを考えました。
膝、スネの外側の症状が緩和されたので、膝周りと腓骨頭周りのツボに鍼をして小指の付け根外側の症状をとりました。
もし、膝周り、腓骨頭周りのツボから鍼をしていたら、膝、スネの外側の痛みが増していたかもしれません。
痛みがある部位に鍼をするのはリスクがあるので、連動する遠隔のツボから施術した方が良いという例でした。