顎の痛みで口が開けづらい
症状
昨年1月から肩こりがひどくなり、口が開けづらくなっていた。昨年の秋、歯科にてスプリントを作ったが経過は変わらなかった。
今年の4月に別の歯科を受診し、「2、3ヶ月経つと良くなりますよ」と言われ2ヶ月経過しても変わらないので、他の手段を探して当院を受診する。
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来院者
女性
50 代
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期間
2018年6月 ~ 2018年7月
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頻度
週2~3回
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通院回数
5回
施術と経過
患側の首のコリも強く、首を後屈させると右の顎がつっぱる。
首や肩周囲のコリが広範囲にあるため、全体的なコリを緩める目的で右のお尻のツボに鍼をする。
ふくらはぎのツボで首のコリを緩めると後屈したときの顎のつっぱりがなくなる。手首のツボに鍼をすると口が開けやすくなったので初回は終了した。
2回目:前回から2日ほどは痛みも軽減していたが、大きな声で話す仕事を2日すると顎の痛みがあった。
肩こりは楽になっている。肩甲骨内縁のツボを押さえながら口を開けると開けやすさがあったため肩甲骨内縁のツボに鍼をした。
手のツボと手首のツボで顎の調整を行なって終了した。
4回目:痛みは軽減している。食事中の痛みもなく、口を大きく開けなければ生活に支障がない程度に回復したので今回で終了とした。
使用したツボ
まとめ
顎関節と肩甲骨の関係に注目した。
患側の首、肩甲骨内縁のコリが原因と考えた。お尻のツボで首や肩のコリを軽減させ首の動きが良くなることで顎の動きも良くなっていった。