NEW突発性難聴に伴うめまい・耳の圧迫感
医師による診断:突発性難聴
症状

6日前に右耳の圧迫感で目覚め、その後、右耳の聴力低下を自覚。病院を受診し「突発性難聴」と診断された。
来院時にあった症状は以下のとおり
•右耳の聴力低下(男性の声の方が聞き取りやすい)
•耳鳴(なったりならなかったり)
•右耳の圧迫感(常時あり)
•地面が揺れるようなめまい(1日数十回)
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来院者
女性
20 代
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期間
2025年8月 ~ 2025年8月
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頻度
週2~3回
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通院回数
5回
施術と経過
首〜背中にかけての強い筋緊張を確認し、筋緊張緩和を目的に鍼治療を行った。
•1回目:その場での自覚変化なし
•2回目:めまいがほぼ消失(起床時のみ残存)、右耳の圧迫感も軽減。聴力は変化なし
•3回目:めまい・圧迫感ともに消失。前週より聴こえが改善しているように感じる
•4回目:右側から話しかけられてもわかるようになってきた。耳鳴は入浴後やドライヤー時に感じる程度
•5回目:入浴後の耳鳴も減少
その後、患者の来院が途絶えたため、聴力の回復を含めて最終的な経過を追うことはできなかった。
使用したツボ
まとめ
突発性難聴に対して鍼治療を行った一例である。
短期間ではあるが、めまいや耳の圧迫感といった随伴症状に速やかな改善が得られた。一方で、聴力の回復については来院が途絶えたため確認できなかった。
本症例からは、耳の不調であっても首〜背中の筋緊張を調整することで症状が変化する可能性があることが示唆される。