NEW首の痛みと頭痛に足の冷えとのぼせを伴う不調
症状
頭痛と首の痛み、左肩の痛みを主訴に来院。病院での検査では原因不明で痛み止めでの経過観察となっていた。首の動きには制限があり、動作時に痛みを伴っていた。また、足の冷えとのぼせといった自律神経の乱れを示唆する症状も併せて認められた。触診では首から肩にかけての筋緊張が顕著であった。
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来院者
女性
50 代
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期間
2024年9月 ~ 2024年11月
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頻度
週1回程度
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通院回数
10回
施術と経過
初回施術では、首の緊張に対して手のツボ、首の可動域改善を目的として背中のツボを用いて施術を行った。その結果、首の可動域が改善し、動作時の痛みが軽減した。2回目以降は、首の硬さの改善と熱の調整を目的としたツボを用いて頭痛の施術を継続的に実施した。施術を重ねるごとに頭痛の頻度は徐々に減少し、良好な日と症状のある日を繰り返しながらも、次第に頭痛のない期間が延長していった。10回の施術を経て、頭痛は消失に至った。
使用したツボ
まとめ
頭痛と首の痛みに対して、手と背中のツボを組み合わせた施術が有効であった。首の緊張緩和と熱の調整を同時に行うことで、自律神経の乱れにも良い影響を与えたと考えられる。症状は段階的に改善し、10回の施術で頭痛の消失という結果が得られた。この症例から、頭痛の治療においては局所だけでなく、全身の状態を考慮した施術アプローチが重要であることが示唆された。