転職を機に下痢と便秘を繰り返す
症状
元々、便秘気味であったが、転職を機に仕事が忙しくなり症状が悪化。
便秘に加え、下痢も併発するようになった。
病院では過敏性腸症候群(IBS)の診断を受けるも、一向に改善しないために当院に来院。
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来院者
女性
40 代
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期間
2023年3月 ~ 2023年4月
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頻度
週1回程度
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通院回数
4回
施術と経過
1診目
問診を行うと、症状が悪化する直前くらいに左下腹部に腹痛が生じていたことがわかった。
現在、腹痛は落ち着いているが、その部位に硬結のような緊張が存在し、軽く押しただけで痛みが響くとのこと。
この部位がお腹の症状の原因の一つと考え、ここを緩める目的で足に2本鍼を行った。
すると、緊張が和らぎ、押しても痛くないとのこと。
また、お臍の両サイドの冷えが顕著に目立ったため、肘に鍼を行う。
冷えもほぼ消失し、お腹全体が軽くなったとのことで施術を終了した。
2診目
施術の直後はものすごく良かったが、翌日に下痢が戻った。
しかし、3日過ぎたあたりからお腹の調子がさらに良くなり、下痢をしなくなった。
3診目
下痢はしなくなったが、以前から抱えていた便秘が残る。
4診目
お腹を気にせずに、日常生活を過ごせている。
4診目から1ヶ月半後に別の症状で来院されたが、お腹の良い状態は続いているとの報告を受けた。
使用したツボ
まとめ
圧痛を感じる場所と症状の引き金となる部位が一致しており、そこの部位を中心にアプローチを行った。
お腹の緊張の緩みが出たことにより、症状の改善へと繋がることができた。
担当スタッフ
石井佑