症状

産後から腰痛に悩まされ起き上がる時や寝返りの時に支障をきたしていた。忙しいこともありそのまま過ごしていたことや胃腸系が弱く痛み止めの薬を飲まずに過ごしていたことが重なり最近では日中でも腰痛(起き上がる時・立ち上がる時)を感じるようになった。また、2週間前からは床から立ち上がるときに膝にも痛みを感じることから相談いただいた。

施術と経過

腰部と膝の関係から仙腸関節に注目した。また、産後環境から肘の緊張を考え肘のツボに鍼をした。するとそれまで屈む・反る動きの時に痛みがあった腰部の動きを取り戻した。次に仰向けになってもらい手・足のツボに鍼をして腹部の緊張を整えると起き上がる動きもできるようになった。床からの立ちあ上がりの動きをみると膝に痛みが残っていたため関連する腰部のツボに鍼をして整えた。

2回目、『腰は調子が良い、膝の痛みがやや出てきた』とのこと。
前回同様に腰部のツボに鍼をして整えた。また、胸椎の動き・股関節の動きを整えることで再発防止に努めた。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

• 曲池 L
• 腸鳴 L
• 元瑠 L
• 合谷 L
• 大腰 L

まとめ

抱き姿勢が多くなる産後環境下であり、肘の緊張が仙腸関節の動きを悪くして腰や膝の症状を呈していると考えました。本件はこの部に注目することでその後の施術の課題が明確になりスムーズに進めることが出来ました。

担当スタッフ

洲崎　和広

症例を投稿した鍼灸院：すのさき鍼灸整骨院