妊娠31週の逆子(骨盤位)と股関節の痛みで寝返りができない
症状
妊娠29週(29週3日)の検診で逆子(骨盤位)と産科に指摘される。逆子体操をやっているがお腹が張ってしまい、なかなかできない。寝返りを打つときに右の股関節が痛む。上の子(現在3歳)が28週まで逆子でその後、頭位(頭が下)になったため、今回も大丈夫かと思ったが、なかなか頭が下にならないため、姉の薦めで当院へ来院された。
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来院者
女性
30 代
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期間
2019年7月 ~ 2019年7月
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頻度
週2~3回
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通院回数
3回
施術と経過
仰臥位でお腹に触れると胎児の頭らしき硬さが臍の上あたりに触れる。また腰の緊張が強く、冷たい。股関節を曲げてもらうと右の太ももの前側に痛みが出る。股関節の動きを良くするために足のツボに鍼をした。次に腰の硬さを取るためにお尻のツボに鍼をし、1回目は終了とした。2日後に検診があり「胎児の頭が下になっている」と言われたが、股関節の痛みが少し残っていたため、足と背中のツボに鍼をした。寝返りをしても痛くなくなったが、本人が症状が出るのが不安だったため、1週間後に再発防止のために同様の施術をして、終了とした。
使用したツボ
まとめ
妊娠30週と胎児がまだ動きやすい状態だったため、1回の施術で頭位(頭が下)へ改善することができた。股関節の痛みは太ももの緊張からくるものであったため、太ももの緊張を緩和することで改善に至った。胎児と共に大きくなるお腹と身体のバランスを整えることは再発防止にもつながる症例であった。