腓骨骨折後に残る左膝周りの痛みと内モモの張り
症状
約2ヶ月前に野球のプレー中、接触をし左腓骨を骨折してしまった。骨折の方は順調に回復したがスネの外側が常に張る感じがありしゃがんでから立ち上がる際に膝に違和感がありスムーズにできない。投球動作では左脚で軸を作る時に内モモが張ってしまう。高校のトレーナーからは時間の経過とともに良くなると言われたがなかなか治らないので以前トレーニングを受けていた当院に帰省したタイミングで来院された。8月に大学のセレクションがあるので良い状態で臨みたいとのことだった。
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来院者
男性
10 代
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期間
2019年7月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
まず内モモの緊張を確認すると筋っぽい緊張があった。内モモの緊張と連動している背筋の緊張を調べると硬く筋張っていたのでそこに鍼をした。すると左脚で立つ動作で内モモの張りを感じなくなった。
ついでスネ外側の緊張を取るために胸腰部の背筋の緊張しているところに鍼をするとスネ外側の緊張もなくなり脚が軽くなった。
しゃがんでから立つ時にまだ違和感が残っていたので腓骨筋の緊張に注目し確認してみると顕著な硬さを感じた。そこに鍼をするとしゃがんでから立ち上がる時にも違和感なくできるようになったので治療を終了した。
使用したツボ
まとめ
脚の緊張と背中の筋肉の緊張には関係性があり脚だけを見ていてもなかなか良い結果が出ないことがある。この症例は典型的な例であった。背中を柔らかく使うことはスポーツにおいても日常生活においても非常に重要なポイントの1つである。