ふわふわするめまいと手の痺れ
症状
デスクワーク主体の仕事をしており、家庭では1歳3ケ月のお子さんの抱っこする時間が長く常時肩凝り・頭痛を抱えていた。ただ、一週間前からは仕事中のふわふわするめまい・左手の全体の痺れが現れたことから来院に至った。頸筋が筋張っていて特に後頭部に強いシコリがある。そこを圧すると鋭い痛みが出現し、頭痛も増悪される。
左右の肩が共に重だるく、痛みは左の肩~腕にかけてあった。
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来院者
女性
30 代
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期間
2018年12月 ~ 2018年12月
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頻度
週2~3回
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通院回数
3回
施術と経過
経過を辿ると肩凝りが頭痛・めまい・手の痺れを引き起こしていると考えた。そのため、後頭部にあるコリを柔らかくすることを施術の最大テーマとした。
左の肩の挙げづらさを確認し、ふくらはぎの緊張と考えふくらはぎのツボに鍼をした。また、めまいを腹部の緊張と捉えたため膝の内側と足首にあるツボに鍼をした。
肩の動きが良くなり、その場で手の痺れがとれた。
2回目
手の痺れ・めまいが消失し、肩凝りと少し頭痛が残る程度。全体的に快方に向かっていることを確認した。
前回と同じように施術を行った。
3回目
頭痛がなかったし、今まで冷えを感じていた足首が温かくなっていると言っていた。
首に違和感が残っていたため手足のツボを使って調整し施術を終了とした。
使用したツボ
まとめ
本症例のポイントはふくらはぎである。ふくらはぎの緊張は下半身の不安定を招き頸部のコリを生んでしまっていた。そのコリの緊張が強くなると肩凝り、頭痛、手の痺れ、めまいなどを引き起こしていたと考えられる。このように症状が広く及んでも原因を対処できれば一度に解決することもある。もちろん、1回で全てとはいかないがそのときにあった変化を共有し次の施術へ繋げていくと前向きに捉えることが出来る。
担当スタッフ
洲崎 和広