子供を抱き上げる時に骨盤の奥の方が重く痛む
症状
ほぼ毎日、昼間は2歳と5歳の男児の相手、夜も夜泣きがひどくて寝不足という状況で、疲労が溜まっているせいか、ずっと以前からある腰痛が悪化しているように感じる。特に中腰から子供を抱き上げる動作をする際に、右の骨盤の奥の方に重い痛みを強く感じる。
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来院者
女性
40 代
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期間
2018年11月
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頻度
月3回程度
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通院回数
4回
施術と経過
まず、中腰で抱き上げる動作で痛みが出ることから、その動作に関連するスネのツボに刺鍼、大幅に痛みが軽減した。腰を反る動作で若干痛みが出るので、スネの別のツボに刺鍼。痛みの範囲が腰の奥の方に限定されて来たので、足の甲のツボに刺鍼。ほぼ気にならなくなり、一診目終了。二診目では同様の施術に加え、腹部にあった硬いところに対応するふくらはぎのツボにも刺鍼すると、さらに改善感があった。その後主治医より、この腰痛は婦人科系に関わりがあるかもと指摘があり、婦人科を受診したところエコー画像で右卵巣が浮腫を起こしていることがわかったという。そこで三診目では、骨盤内臓器へのアプローチとして太もものツボを加えたところ、一気に症状が解消された感触があった。四診目の時点で好調が維持できているとのことで、施術終了とした。
使用したツボ
まとめ
症状が再現される動作と、偏った硬さのある部分のチェックに加え、医療情報が施術に役立った症例。医師の見解や検査結果、既往歴などの情報は、時として大いに施術の手助けになるものである。