口を開こうとする時に出る顎の痛み
症状
5日前に朝起きて、朝食を食べようと口を開けようとした時に、右の顎に痛みが走った。そこからは会話する時にも痛みが出るようになり、日に日に痛みが増してきた。口を開けようとすると痛みが強く食事・会話もままならなくなったので、以前から関わりのある当院へ来院をした。
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来院者
女性
10 代
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期間
2016年3月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
口を開こうとすると、人差し指1本分を開くのがやっとで、その際に右の顎に痛みが伴う。
身体を見ていくと、頚に顕著な硬さがあったので、手と肩に鍼をすると硬さが緩み、口も指3本分まで開くようになった。開くが痛みが残ったので見ていくと、顔に硬さが残っていた。手に鍼をすると痛みも8割下がり、口も開きやすく会話するのも問題が無くなったので、施術を終了とした。
使用したツボ
まとめ
剣道をしているという事で、日常的に歯を食いしばる事や、竹刀を持つ動作の反復が、顎周辺や手の過緊張を生み、痛みが出たものと考えられた。顎周辺は、手に限らず様々な場所からの影響がある。本症例は、剣道でかかる負担を早期に見つけられた事で、1回の施術で良い変化が出たのである。