NEW勉強中に悪化する息苦しさと過呼吸
医師による診断:パニック障害
症状
来院者は受験生の10代女性である。来院3ヶ月前に家族の不幸があり、そこから息苦しさが出るようになった。肺に息が入っていかないような感じがあり、長時間の勉強をすると息苦しさや過呼吸が目立つようになった。受験生であるため勉強が思い通りにできないという日常生活への支障が生じていた。医療機関ではパニック障害の疑いと診断されていた。また、便秘気味であるとの訴えもあった。
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来院者
女性
10 代
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期間
2023年11月 ~ 2024年1月
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頻度
週2~3回
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通院回数
9回
施術と経過
初診時の触診では、お腹と背中の緊張が確認された。お腹や背中の緊張緩和のために下腿のツボ、肩や背中の緊張緩和のため骨盤のツボに鍼をした。初回施術後、息の吸いやすさの体感が得られた。2回目以降も同じ方針で施術を継続した。施術を重ねるごとに症状は改善し、息苦しさや過呼吸で生活に支障がなくなった。施術期間中に症状の再燃や新たな症状の出現はなく、9回の施術で大幅な改善に至った。
使用したツボ
症状スコア
まとめ
家族の不幸を契機に息苦しさと過呼吸が出現し、パニック障害の疑いと診断された受験生の症例である。初診時にお腹と背中の緊張が確認され、下腿と骨盤のツボへの施術により緊張緩和を図った。初回から息の吸いやすさの改善が得られ、同じ方針で施術を継続した結果、9回の施術で息苦しさや過呼吸による生活への支障がなくなった。便秘傾向も認められたが、体幹部の緊張緩和を中心とした施術により、自律神経系の調整が図られ、症状の改善につながったと考えられる。







