NEW顔の左半分が動かず食事がこぼれる顔面神経麻痺
症状
症例者は2週間前の朝食時に口から食べ物が何度もこぼれ、鏡を見たところ顔が垂れ下がっていることに気づいた。顔の左半分が垂れ下がったような状態で、顔を動かそうとしても左側が動かず、目も開けにくく口角も上がらない状態であった。痛みはないものの顔が動かないため、食事と会話に大きな支障をきたしていた。すぐに医療機関を受診し、大きな病院を紹介されて顔面神経麻痺の疑いと診断された。2週間のステロイド治療で若干の改善は見られたが、元の状態に戻したいという希望で当院を訪れた。
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来院者
女性
60 代
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期間
2025年8月 ~ 2025年10月
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頻度
週1回程度
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通院回数
10回
施術と経過
初診時の確認では、麻痺は軽度であり、頬を膨らました時に空気が若干漏れる、味覚に違和感があり食べ物がおいしく感じないなどの状態が見られた。
身体全体を確認すると、肩こりと背中のこりが強くあった。肩こりは顔面への血流を滞らせるため、血流を改善するよう手の甲のツボに鍼をした。また背中のこりは内臓の調子とも大きく関わり、内臓の動きが悪いと血液の量が減少するため、内臓の動きを活発にできるよう整えた。
初回施術翌日の朝、顔がすっきりした感じがあり、動きも少し戻った感じがあったため、2回目以降も同様の施術を続けた。
4回目の施術時には、日に日に顔の動きが回復している感じがあり、食事中に口の中を噛む回数が減り、見た目にも違和感が少なくなってきた。
10回終了時点で違和感なく生活ができているとの報告を受け、施術を終了した。
使用したツボ
まとめ
顔面神経麻痺の疑いに対して、顔面への直接的なアプローチではなく、肩こりと背中のこりを改善することで血流と内臓機能を整える施術を行った。手の甲のツボへの鍼により顔面への血流を改善し、背中への施術で内臓の動きを活発にすることで、全身の血液循環を促進した。
初回施術から変化が見られ、施術を重ねるごとに顔の動きが回復し、食事や会話の支障も軽減された。
10回の施術で違和感なく日常生活を送れる状態まで改善し、施術を終了した。
顔面神経麻痺の疑いに対して、全身の状態を整えることが効果的であった症例である。






