入浴・食後にグーッと悪化する腹痛・吐き気
症状
習いごとでストレスが積み重なり、腹痛と吐き気・嘔吐が交互に続き食欲も低下。2ヶ月間、数ヶ所の病院を通院し、薬を処方されるが改善されない。
ここ1ヶ月間は学校・習い事にも行けなくなった。以前より気になっていた小児はりのことを思い出し、ネットで当院のHPを見て来院。
-
来院者
男の子
9 歳
-
期間
2017年7月 ~ 2017年12月
-
頻度
週2~3回
-
通院回数
10回
施術と経過
胃の働きを妨げるお腹と背中の緊張を緩めることを目的として、肘と足のツボに鍼をおこなった。
2診目、食後の腹痛緩和。朝久し振りにお腹が痛いと言わなかった。下腹部にはまだ強い緊張がみられたので同様の施術をおこなうと、手足・お腹のこそばい感覚が格段に減る。
4診目、入浴・食後に腹痛が1日出たが、家族とのお出掛け・夏休み前の終業式にも参加できた。
5診目、習い事にも行けるようになり、腹痛・吐き気・頭痛緩和。
6診目から夜尿症メインの施術。下腹部と腰回りの緊張をとるため、ふくらはぎ・太もも内側のツボに鍼をおこなう。
2学期から毎日学校に行けるようになり、以前のように楽しく感じられている。
8診目、おねしょの回数も減っている。
以後2ヶ月間は月1回程度腹痛や吐き気が出る日があったが、その都度施術をおこない消失。何かあれば来てもらうようお願いしてご卒業頂く。
使用したツボ
まとめ
子供の内蔵・胃腸疾患は、背中周り・手足の緊張を中心に観察している。くすぐったい部位が減っていく経過は、身体の緊張が取れていった証でもある。
担当スタッフ
紅露 啓太郎