ちぎりたくなる肩の激痛
症状
仕事柄パソコン業務が多く、20年以上ひどい肩こりに悩まされている。
1ヶ月前からマッサージを受けても「ちぎりたくなるような肩こり」がおさまらず「根本的な解決には学生時代に受けていた鍼の方が効くのでは」と考えるようになった。
家の近くの鍼灸院をネットで調べて来院。
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来院者
男性
51 歳
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期間
2017年6月 ~ 2017年9月
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頻度
月3回程度
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通院回数
9回
施術と経過
肩全体の緊張、首の上を向く・振り向く動きの改善を目的に、太もも裏・お尻と肩甲骨内縁に鍼をおこない1本鍼を打つごとに首の動きの変化を確認する。
患者さんの自覚症状は変わらない状態だったが、筋肉の感触の変化、写真による首の可動域の変化を確認できたため、施術を終えた。
2診目、前回施術翌朝、肩・首の痛みがなかった。パソコン作業を続けても激痛が起こらない。3日間この状態が続いたが、ゴルフをした翌朝から首が動きにくい。股関節の動きを良くするため、ふくらはぎのツボに鍼をおこなうと、ゴルフスイングがしやすくなった。
3診目、5日間調子が良かったが、6日目両首が傾けにくかった。肩こりも辛いと感じ、1週間前の治療の反動?と不安がられるが、触診をしても身体は変化しているので経過は順調である旨を伝える。
4診目、長年忘れていた肩が軽い感覚を取り戻してもらう。
9診目、ほとんど肩こりを感じなくなり、無理をして疲れても眠れば肩のコリが緩和する身体を得られたためご卒業いただく。
使用したツボ
まとめ
長年肩こりで悩む患者さんは、治らないものと思い込んでいる方が多いように感じる。
施術を重ねるごとにご自分の身体の変化を、日常から観察できたことが、20年以上の肩こりが改善に至った要因と考える。
担当スタッフ
紅露 啓太郎