NEWボーリング後に発症した右手小指・薬指のばね指
症状

3日前からのボーリング後から右手の小指と薬指に弾発現象が出現した。指を曲げ伸ばしする際に引っかかりや痛みを感じ、特に動作時に症状が顕著であった。物を握る際に力が入りづらく、指の動きの悪さが気になる状態であった。医療機関での受診歴はなく、他の部位での違和感も認められなかった。
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来院者
男性
40 代
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期間
2025年7月 ~ 2025年7月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
初診時の所見では、小指・薬指ともにPIP関節での拘縮が強く、動作制限が確認された。背部のツボに鍼をしたところ、小指の症状は改善し、薬指の動作制限のみが残存した。さらに関連する背部のツボに鍼を追加したところ、残っていた制限も消失した。施術後は動作制限が解消され、症例者からも高い満足度が得られた。
使用したツボ
まとめ
ばね指の症状に対して、局所ではなく背部への鍼施術が有効であった症例である。段階的な施術により、まず小指、次いで薬指の症状が改善したことから、各指に関連する背部のツボへの施術が効果的であることが示唆された。初回の施術のみで症状が改善し、その後の再発報告もないことから、適切な施術部位の選択により速やかな改善が得られる可能性が示された。
担当スタッフ
洲崎 和広