NEWしゃがむ動作で悪化する臀部痛と下肢のしびれ
症状

左臀部の痛みと左膝内側から脛にかけての痺れを主訴に来院した。症状は10日前から出現し、仕事でのしゃがむ動作が多くなったことが原因として考えられた。特に動作時に症状が強く、臀部の痛みが最も強く、次いで下肢の痺れが出現する状態であった。症状により仕事での動作に支障をきたしていた。医療機関での受診歴はなく、その他の体調不良の訴えもなかった。
-
来院者
女性
50 代
-
期間
2025年6月 ~ 2025年6月
-
頻度
1回通院
-
通院回数
1回
施術と経過
初診時、しゃがむ動作で症状が誘発されることを確認した。腰部と臀部のツボに対して鍼をしたところ、症状は大幅に軽減した。さらに股関節の可動域を整えると、痛みと痺れは消失した。施術後の経過は良好で、症状の再発の報告はない。今後はメンテナンス目的での施術を継続する方針である。
使用したツボ
まとめ
しゃがむ動作による左臀部痛と下肢の痺れに対して、腰部・臀部のツボへの鍼施術と股関節の調整が著効を示した症例である。動作時の症状誘発を確認し、関連する部位への的確な施術により、即時的な症状の改善が得られた。職業性の要因による症状であることから、予防的なケアの継続が望ましいと考えられる。
担当スタッフ
洲崎 和広