NEW前屈みで痛む腰痛の1症例
症状

3週間前、仕事中に腰部全体の痛みが発症した。
特に前屈みになると痛みが強く、現場作業に支障をきたしていた。
医療機関ではギックリ腰の疑いと診断されている。
症状は腰部に限定されており、他の体調的な違和感はないとのこと。
痛みの程度はNRSで8と評価されている。
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来院者
男性
50 代
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期間
2024年4月 ~ 2024年6月
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頻度
月3回程度
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通院回数
4回
施術と経過
初診時の触診では腰から臀部にかけて筋緊張が確認された。
肩陵、中腰、足臨泣、殷門、玉人のツボに鍼をしたところ、初回施術後には動きの改善が見られ、痛みも軽減した。
2回目開始時には臀部の痛みが消失し、腰の痛みも軽くなったとの報告があった。
施術を重ねるごとに症状は改善し、3回目の施術で腰の痛みはほぼ消失。
4回目終了時にはNRSが0となり、仕事への支障もなくなった。
施術期間中に症状の再燃や新たな症状の出現はなかった。
使用したツボ
まとめ
腰部全体の痛みは、肩陵、中腰、足臨泣、殷門、玉人のツボへの鍼施術により、4回の施術で完全に改善した。
特に前屈みの姿勢での痛みが軽減し、現場作業への支障が解消されたことが重要な成果である。
初回施術後から症状の改善が見られ、NRSは8から0へと大幅に変化した。
症状の再燃もなく、安定した状態が維持されている。
腰痛に対する鍼灸の有効性を示す症例である。
担当スタッフ
杉山英照