症状

主訴は頭痛で、締め付けられるような痛みを感じていた。
症状は5年前から始まり、仕事終わりや悪天候時に発生することが多かった。
痛みの場所は眉間や目の奥に集中しており、片頭痛の疑いがあった。
日常生活や仕事に大きな影響はないものの、煩わしさを感じていた。
医療機関での診断や治療は受けていなかった。

施術と経過

初診時の触診では、左側胸椎1、2番付近の緊張が強いことが確認された。
施術では背中や手のツボに鍼を行った。
初回施術後、頭痛の頻度が低下し、症状の改善が見られた。
同じ方針で複数回施術を行い、最終的に頭痛は気にならなくなった。
施術を重ねることで、仕事終わりに感じていた目や足の疲れも同時に軽減された。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

• 風門 L
• 列缺 L
• 委中 L
• 二ノ臀 LR

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて ツボの重要度を表したものです

まとめ

本症例では、頭痛の改善を目的に施術を行った結果、症状の頻度が低下し、最終的に頭痛が気にならなくなった。
左側胸椎1、2番付近の緊張を緩和する施術が効果的であり、臀部や手のツボへの鍼が症状改善に寄与したと考えられる。
頭痛の改善に伴い、仕事終わりの目や足の疲れも軽減され、全体的な体調の向上が見られた。
今後も同様の症状に対して、緊張部位の緩和を中心とした施術が有効であると考えられる。

担当スタッフ

渡辺　賢司

症例を投稿した鍼灸院：鍼灸TAKA