NEWPC作業で悪化する目の疲れと首の緊張
症状

目の周りの重さと目の奥の痛みを訴えていた。症状は仕事量によって変動し、特に忙しい時期にはPCを長時間使用するため疲労が強くなる傾向があった。日常生活には大きな影響はないものの、仕事の効率が低下し、集中力が欠ける状態が続いていた。これまで医療機関での診断や治療は受けておらず、市販の目薬を使用していた。また、首にしびれを感じるという関連症状も見られた。
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来院者
男性
30 代
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期間
2024年12月 ~ 2025年3月
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頻度
週1回程度
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通院回数
7回
施術と経過
初診時の触診では首に強い緊張があり、上を向く動作で動きの制限と運動痛が確認された。目と首の連動を考慮し、腰のツボを使用した施術を行った。また、骨盤の反応を確認しながら目のツボも使用した。初回施術後には首の動きが改善し、運動痛が軽減。さらに目の開きやすさを感じるようになった。継続的な施術では首と目の連動を意識しつつ、経過を見ながら頭のツボを使用した。施術を重ねるごとに首の緊張が解消され、目の疲れも徐々に軽減。7回の施術で大幅な改善が見られ、症状の再燃や新たな症状の出現はなかった。
使用したツボ
まとめ
目の周りの重さと目の奥の痛みは、首の緊張との関連が強いことが示唆された。腰や骨盤のツボを使用した施術により、首の緊張が解消されるとともに目の症状も改善した。さらに、頭のツボを加えることで目の疲労感が軽減し、仕事の効率も向上した。本症例では、目と首の連動を意識した施術が効果的であった。今後も症状の再発防止のため、適度な休息と首周りのケアを継続することが重要である。