NEW腰椎のズーンとした張り感と動作時痛の改善
症状

腰痛とぎっくり腰の症状が5日前に発生した。仕事の支度中、正座から立ち上がる際に体を捻じったことで痛みが走った。痛みは下部腰椎を中心にズーンとした張り感があり、動作時に特に強く感じられる。反るような動きをすると痛みが増すため、日常生活に支障をきたしている。痛み止めの薬とコルセットが手放せず、同一姿勢でいることが辛く、集中力が低下している。眠りも浅くなっているが、これまで医療機関での診断や治療は受けていない。
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来院者
男性
50 代
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期間
2025年5月 ~ 2025年5月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
初診時の触診では、下部腰椎に強い緊張が見られ、反る動作で痛みが確認された。施術では、動きと関連した臀部のツボとハムストリングスのツボに鍼を行ったところ、大幅に改善が見られた。さらに、膝の裏のツボに鍼を施すと動作時の痛みが解消され、コルセットを外しても動きの安定性が確認できたため、施術を終了した。初回施術後、動作時の痛みが消失し、コルセットなしでも安定した身体になった。
使用したツボ
まとめ
今回のケースでは、臀部とハムストリングス、膝裏のツボへの鍼が効果的であった。特に、動作時の痛みが解消され、コルセットなしでも安定した動きが可能になったことが大きな改善点である。ぎっくり腰の急性期において、適切なツボへの鍼が即効性を発揮することが示された。今後は、再発防止のためのストレッチや姿勢改善を指導し、予後の安定を図ることが重要である。
担当スタッフ
洲崎 和広