NEW動作時の腰痛と静止時の怠さに対する鍼施術
症状

3か月前から徐々に進行した腰痛が主訴である。具体的には、左右の腰臀部に強い緊張があり、動作時にズキズキとした痛みを感じる。静止時には腰部に怠さが生じ、特に背もたれのない場所では耐え難いほどの怠さがある。テニス部の顧問を務めているが、走ると痛みが生じるため、直接指導ができない状況である。日常生活では、下の物を取る動作や靴下の着脱時に痛みが生じる。これまで医療機関での診断や治療は受けていな
-
来院者
男性
60 代
-
期間
2025年5月 ~ 2025年5月
-
頻度
1回通院
-
通院回数
1回
施術と経過
初診時の動作確認では、屈む動作で痛みが再現された。施術では、腰部の緊張と関連する膝裏やハムストリングス、臀部のツボに鍼をした。初回施術後、動作時の痛みが消失し、座位を取った際の怠さも解消された。1回の施術で大幅な改善が見られ、その後の症状の再燃や新たな症状の出現はなかった。
使用したツボ
まとめ
腰痛に対する施術では、腰部の緊張を緩和するために膝裏やハムストリングス、臀部のツボに鍼を行ったことが効果的であった。動作時の痛みと静止時の怠さが1回の施術で改善されたことから、適切なツボへのアプローチが症状の緩和に寄与したと考えられる。今後も同様の症状に対しては、関連部位の緊張を緩和する施術を継続することで、早期の改善が期待できる。
担当スタッフ
洲崎 和広