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症例を投稿した鍼灸院:はりきゅうルーム カポス

NEW突然始まった耳のつまりと難聴・耳鳴り

NEW突然始まった耳のつまりと難聴・耳鳴り

症状

3週間前から突然発症した左耳の「ボワーン」という耳鳴りと耳づまり感を主訴に来院した。医療機関にて「突発性難聴」の診断を受けており、聴力検査では高音域・低音域ともに40デシベル程度の聴力低下が認められた。症状は常時持続しており、特に電車内での音の響きが強く、日常会話にも支障をきたしていた。また、全身症状として足がつりやすい傾向がみられ、肩周りの緊張も顕著であった。

  • 来院者

    女性

    40 代

  • 期間

    2023年12月 ~ 2023年12月

  • 頻度

    週2~3回

  • 通院回数

    5回

施術と経過

初回施術では、肩周りの緊張緩和を目的として、下腿部、手部、足部のツボに施術を行った。施術直後は症状の改善が見られたものの、静かな環境下での耳鳴りは継続していた。2回目以降は基本的な施術方針を継続しながら、新たに顎周辺へのアプローチを追加した。施術を重ねるごとに症状の改善持続時間が延長し、3回目の時点で高音域の聴力に改善傾向が見られた。5回目の施術時には聴力検査で正常範囲内への回復が確認され、耳鳴りや音の響き感も消失した。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

まとめ

耳症状の改善には全身の緊張緩和、特に肩周りと顎周辺へのアプローチが有効であった。初診時40デシベル程度まで低下していた聴力は、5回の施術で正常範囲内まで回復し、耳鳴りや響き感といった自覚症状も消失するに至った。施術期間中に症状の再燃は見られず、順調な回復経過をたどったことから、早期の介入と適切な施術部位の選択が良好な結果につながったと考えられる。

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