ボールを投げると腰が痛む
症状
昨年春ごろから投球時、重たいものを持った時、腰をひねる時、長時間椅子に座ってる時に腰に痛みを感じるようになった。
特に速いボールを投げる時にはズキンと痛むようになった。
MRIを撮ったが、腰椎分離症や腰椎椎間板ヘルニアなど器質的な問題はないとされた。
リハビリに通っていたが変化がみられず当院にご来院された。
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来院者
男性
10 代
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期間
2024年8月 ~ 2024年8月
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頻度
週2~3回
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通院回数
2回
施術と経過
投球時の動作的にはリリースをする際に左腰部を中心に痛みが出た。
体幹の前屈時、後屈時、右回旋時にハリ感や痛みを感じた。
初診
各々の動きの改善を目的に施術を行なった。
太ももの裏側、仙骨、肩甲骨に沿った部位にあるツボに鍼をした。
多少、左腰部に張り感を感じるものの来院時よりは動かした時のスムーズさは格段に上がったので初診は終了とした。
2診目
初診後に生活してみたところ、投球時の痛みもなく、日常生活も支障なく送れた。
多少、下に置いてあるものを取ろうとする時に腰が張る。
太もも裏のツボに鍼をした。
それ以後、投球時にも支障は出ておらず、プレーを続けている。
使用したツボ
まとめ
画像を撮るものの異常はないとされた腰痛。
腰には原因点はなく、他の部位に原因がある。
その原因部分にアプローチをすることで改善に向かうという鍼灸の強みが活かされた症例であった。
担当スタッフ
杉山英照