絵本を読んだ後全く動かせなくなった首の痛み
症状
3ヶ月程前に交通事故を起こしムチ打ちの様な状態になり整骨院に通っていた。症状も良くなり落ち着いていた。
昨日息子に絵本を読んであげていたのだが、いつもより長い時間下を向き絵本を読んでいた。絵本を読み終わり顔をあげようとした時に頸に強烈な痛みがでた。
動かすのも辛く、とにかく右に振り向くことができない。寝るときも痛くて寝づらかった。「子供の運動会が近い為どうにか早く良くしたい」と言われ整骨院スタッフからの紹介で来院。
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来院者
女性
30 代
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期間
2016年9月 ~ 2016年9月
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頻度
週2~3回
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通院回数
3回
施術と経過
<一診目>
実際に頸を動かしてもらうと、上下と左を向く動作は痛いながらもある程度行えたが右を向く動作がほとんどできない事がわかった。
その際に痛む箇所を確認すると強い筋肉の緊張を確認できた。
これは胸椎の動きの悪さが問題と考え、背中を触診してみると特有のこりを確認できた。
このコリを緩めるために手のツボに鍼をしたところ、痛みが瞬時に消失した。
頸の前の方に違和感があったので、頸の筋緊張を緩める為手のツボに鍼をしたところ、筋緊張が緩和され違和感も消失した。
本人にも「痛くない」と変化を感じてもらえたのでこの日は施術を終了した。
<二診目>
2日後に来てもらいお話を伺うと「ほとんど痛くないが少し気になる」と言われた。
首と背中を触診すると前回と同じ箇所に少し緊張が見られた。
前回と同様の施術を行うと、筋肉の緊張が大きく緩和され、痛みも消失した。
<三診目>
3日後に来てもらいお話を伺うと「全く痛くない、こんなに動かせる様になりました」と頸を動かして見せてくれた。
念のため前回と同様の治療を行い、施術を終了とした。
使用したツボ
まとめ
問診で痛みが出現する動きを確認できたことから、素早く原因を特定できた。この様に原因がはっきりしている場合だと少ない鍼で効果を出す事ができ、また患者さんへの負担も減る事で再発を防ぐ事もできる。