胃のムカムカ、胸焼け、胃もたれ
症状
初来院の2か月前
突然胸焼けがするようになった。
その後、問題なく過ごせてはいた。
初来院の18日前
嘔吐しそうになり、食べることができなくなった。
その4日後
病院にて胃腸の薬を処方。
その3日後
病院にて胃カメラ、大腸カメラ、血液検査をするものの異常はなし。
薬で様子を見ていたが変化がみられないため当院にご来院された。
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来院者
男性
30 代
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期間
2024年6月 ~ 2024年7月
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頻度
週2~3回
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通院回数
5回
施術と経過
みぞおちの硬さなどを寛解し、自律神経の副交感神経を優位にすることで内臓機能を高めていくことを目的に行った。
GSRS問診票と言う胃腸症状に特化した問診票を用いて症状を数値化。
その数値を含めて経過を追っていく。
初回:GSRSスコア32
ムカムカ、胸焼け、胃もたれが一日中ある状態。
背中やみぞおちの硬さを確認して背部、ふくらはぎ、前腕のツボに鍼をした。
柔らかくなったのを実感していただけた。
2診目:GSRSスコア24
施術後の3日後くらいから楽になってきた実感があった。
ムカムカが弱くなり、腹部の膨満感が気になる。
でも食事もできるようになった。
引き続き背中やみぞおちの硬さを確認して背部、ふくらはぎ、前腕のツボに鍼をした。
3診目:GSRSスコア21
腹部膨満感も前回よりも楽。
食後も楽に過ごすことができている。
みぞおちを自分で押せば気になるという段階になってきた。
4診目:GSRSスコア19
腹部の膨満感もかなり減った。
もう1年前と同じくらい食べることができるようになった。
強いて言えば食後の気持ち悪さは少しあるかなという程度。
5診目:GSRSスコア17
若干膨満感があるかなという程度までになっている。
食べることは引き続きできるようになっており、日常生活的には問題はない。
その後は定期的にメンテナンスを行っている
データ
使用したツボ
まとめ
ムカムカ、胸焼け、胃もたれで全く食べることができず、日常生活にも支障が出ていた症例。
身体の状況をみて、ツボに鍼をすることで、筋肉の緊張が寛解し、自律神経の中でも副交感神経が優位になり、胃腸の機能が高まる。
このような症例は非常に鍼灸と相性が良いといえる。
担当スタッフ
杉山英照