アキレス腱部分断裂予後の痛み
症状
休日のサッカーでゴールキーパーをしている。3週間前、サッカーの大会中にバックステップをした瞬間、右のアキレス腱らへんをバットで殴られたような痛みが走り、立っていられない程の痛みが出た。「整形外科」で診察を受け、「アキレス腱部分断裂」と診断された。手術もしくは保存療法の2択があり、保存療法を選択した。3週間が経ち、痛みに多少の変化はあるものの、痛みで踵がつけなくつま先をついて引きづるように歩くのがやっとである。
日常生活もままならず困っていたところ、知人に当院を薦められて来院した。
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来院者
男性
30 代
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期間
2015年5月 ~ 2015年5月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
動きを見ていくと、踵を着けたくても痛みで着ける事が出来ない。踵が着けられない為、膝も少し曲げたままでしかいられない。触診をしていくと、患部周辺が盛り上がりカチカチに固まっている。熱感もある。
まず、熱感があるので、炎症を抑えるのを目的に手に鍼をして5分置鍼した。熱感が軽減したので、踵を着きやすくする為に腰へ鍼をすると、踵が着けるようになった。安定を図る為に頚に鍼をして、再度確認をすると、ゆっくりではあるが足を引きづらずに歩けるようになったので、施術を終了とした。
1ヶ月後、日常生活には問題が無くなったとの連絡をいただいた。
使用したツボ
まとめ
一般的なアキレス腱断裂の症状であった。断裂した組織を鍼で再生させるということではなく、今現在出来ない動きを見ることで、症状の改善を図った。患部に直接アプローチするのではなく、動きを止めている原因点にアプローチをすることで、症状に良い変化を出せた。
本来、この症状は数回継続していただく方が良い変化が出るが、今回はお仕事で継続して施術する事が出来なく心配していたが、良い報告を頂き安心した。