ホットフラッシュ現象
症状
40代を過ぎた数年前から上半身ののぼせ・顔の火照り・全身性発汗が起き悩まされている。調子のよい日もあったが最近は症状が表立ってきたことから連絡をいただいた。
肩こり・背部痛・頭痛もありデスクワークの職業柄慢性的なものも相まっている。問診を進めると『先日、歯医者で長い時間口を開けていることが辛かった』と言うことも把握した。
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来院者
女性
30 代
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期間
2023年12月 ~ 2024年1月
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頻度
週1回程度
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通院回数
4回
施術と経過
顎関節に関わる肩上部にコリがあったことから関連する背部のツボに鍼をした。確認するとそれまで数秒の最大開口時間が10秒以上保持できるように変わった。次に婦人科領域に関わる下腹部・頸部に強い緊張がみられたことから足のツボ・仙骨のツボに鍼をした。すると肩の周辺症状が一気に解消された。
同様の施術方針のもと1週間に1回のペースで4回行い、4回目のはじめには1週間ホットフラッシュが起きていないと報告を受けた。
以降、2週間に1回のペースで施術を続けている。経過は良好である。
使用したツボ
まとめ
トータルコーディネートできる鍼施術の良さを活かした症例であります。
素因である顎関節と婦人科領域同時にアプローチをすることで身体の状態が上向きました。手足の冷えが強かったこともあり背中の緊張を解くことで循環の促進を図ったのも本症例のポイントであります。
担当スタッフ
洲崎 和広