座り姿勢が続くと悪化する頭痛
症状
普段は立ち仕事だが、研修や長時間座りっぱなしの作業が増える。
その結果、右の首肩こりが悪化し、右側に頭痛も感じるようになった。
また、当院に来院する3日程前に右を振り向いたときに首にピキッとした痛みを感じた。
普段から首肩にコリを感じており、そこを強く押すと痛みが悪化する。
そのため、マッサージではなく鍼灸での改善を試みるために当院に来院。
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来院者
女性
20 代
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期間
2022年6月 ~ 2022年7月
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頻度
週1回程度
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通院回数
4回
施術と経過
初診
右肩に著名な緊張が存在し、自覚としてもこの部位が一番気になるとのこと。
ここの緊張を緩和する目的で背中と足に鍼を行う。
2診目
1週間後に来院。頭痛は変わらずとのこと。
頭痛が起きた状態をよく聞いてみると、車に長時間座っていた直後に出現したとのこと。
初診のアプローチに加え、座位姿勢の負担を減らす目的で鍼施術を行う。
3診目
一度天気の崩れで頭痛が生じたが、長時間のドライブでは特に問題なし。
比較的調子が良い。右肩のこりも段々と取れてきている。
4診目
3週間後に来院。
一度だけ頭痛薬を飲んだが、調子良く過ごすことができている。こりもほぼ感じていない。
使用したツボ
まとめ
頭痛の誘発因子は人によって異なるが、今回は長時間の座り姿勢が首肩周りの緊張の引き金になり、頭痛を引き起こしていたと考えられる。
座り姿勢により負担となっているところにアプローチすることにより、結果として頭痛の改善を導くことができた症例であった。